製造現場では、日々使われる部品や原料、製品の選定だけでなく、環境の改善や現場の省力・省人化、大型機械の選定や設置など、お客様の抱える問題は様々です。また、既存の製品では適用できず、新規に機械や部品を企画製造する必要性が出てくる場合もあります。そうしたニーズを可能な限り満たすべく、当社ではより高い専門知識を身につけ、トータルなご相談にも応じられるスタッフと共に、設計・開発から施工まで安心してお任せいただけるような体制づくりをしております。
省力・省人化の導入事例：溶接システムロボット
溶接システムを導入するまで
他社メーカーにて案件が進んでいたが予算が合わず、治具のみで提案してほしいとの相談がありました。
治具のみでなく、考えられる機材を含めて提案いたしました。
もともと検討していた内容では予算がかなりオーバーしており、それに対応する方法を別で考え、お客様からは当初治具のみの相談となりましたが、提案をした内容がもともと考えていた内容にフィットし、予算内に入ったため、決定の流れとなりました。
ご注文いただいてからすぐに新型コロナウイルス感染症の蔓延が発生し、打ち合わせが出来ずになってしまいました。その後情勢を見ながら打ち合わせ時間を設け、仕様を詰めていき、工程表を作成。製作に入ったのち、最終的にお客様にはメーカーの工場まで出向いていただき、出荷前立ち合いと検査実施。ここで発生した修正点を修正し、搬入・設置となりました。
搬入後もプログラムのバグ発生や治具の修正・再製作などが発生しましたが、その都度対応しています。今後はロボット消耗品（充電池）の交換が定期的に発生します。ティーチング指導など、何か発生した場合、すぐに対応出来る体制になっています。
ISO9001を取得した当時、機械工具商社業界ではISO9002を取得するのが通例でした。当社は1991年に新設したFAマシン部門（現産設事業部）にて自動化ラインの製作販売を開始していたため、設計部分が認証範囲に入るISO9001を業界に先駆けて取得した背景があります。
※現在は、ISO9002はISO9001と一体となっています。